第9回・2003年のパ・リーグを振り返る

 さて、今年も12月になり国内の主要スポーツはオフシーズンに突入しております。
 久々になる今回の娯楽天国では、今年のプロ野球を振り返ろうと思っています。という訳で、今回は私の大好きなパ・リーグについて書いてみようと思います。
                              
 ご存知の通り今年のパ・リーグを制し、阪神に日本シリーズで競り勝ち日本一に輝いたのは福岡ダイエー・ホークスですが、今年は本当に強かったです。
 渦中の人・小久保が不在でも強力打線は他チームを圧倒。特にMVPの城島は手が付けられませんでした。投手陣は層の厚さを見せ付けました。ルーキーの和田、新垣の活躍や若手投手の成長など、ここ数年、九州出身の有力投手をドラフトで独占していたのが実を結んだといえます。
 シーズンは万々歳でしたが、前述した小久保が世間的には無償トレードで例の黒いチームに電撃移籍し、その煽りか村松もオリックスにFAで移籍するなど確実に戦力ダウンしてしまいました。ですが、実力的には来シーズンも優勝候補No,1だと思います。
 ただ、球団の身売り問題が現実的な以上、近い内に「福岡ダイエー・ホークス」というチームは消滅してしまうかもしれません。
                              
 次に福岡ダイエー・ホークスの最大の対抗馬の西武ライオンズですが、平成の怪物・松坂を初め、高い投手力を保持していましたが、如何せん打撃力が劣った事が今シーズンの敗因といえます。
 特に来シーズンはリトル松井がメジャーに移籍してしまう以上、リードオフマンが不在となってしまい、必然的に攻撃力は低下してしまうでしょう。監督も就任1年目の伊藤監督という事で、どんな采配を見せるか未知数なので楽しみです。
 不安要素はあるものの、自力はあるので優勝争いには確実に絡んでくると思います。
                              
 上位2チームから大きく離されそうなのが、近鉄バッファローズです。今シーズンもローズは鬼神のような活躍を見せましたが、来シーズンは例の黒いチームへの移籍が濃厚な上に、中村は怪我の影響が大きく今シーズン並みの活躍しか出来ないようでは苦戦は免れないでしょう。
 あと、投手力が上位2チームと比較し、大きく見劣りしてしまうので、残念ながら来シーズンは低迷してしまうと個人的には予測しています。
                              
 次は千葉ロッテ・マリーンズですが、何を隠そう私はロッテファンです!重度のロッテファンだと言えます。なので、好き放題書かせていただきます。
 さて、今シーズンは4位と低迷したロッテですが、来シーズンは優勝します!断言できます!
 なぜなら、名将・バレンタイン監督が就任し、浪人していた小宮山も復帰し、エースのジョニーこと黒木も復活する予定なのです。正直、ロッテの投手力はパ・リーグでもトップレベルだと思います。 
 問題は伝統的な貧打線にあるのです。今シーズンも元・横浜のローズが加入し活躍を期待していたのに開幕前に退団してしまい、チーム構想が大きく崩れ開幕から無残な連敗を繰り返し優勝争いから遠ざかってしまいました。
 シーズン終盤の消化試合で連勝し4位に滑り込んだように、自力はあるチームなので優勝を大いに期待しています。
                             
 最近、最も多くニュースを聞くのは日本ハム・ファイターズです。というのも、来シーズンから本拠地を我が地元・札幌に移すので、連日、購読紙の北海道新聞で大きく取り上げられているからです。
 オフシーズンも積極的な補強に乗り出し、宇宙人こと新庄や例の黒いチーム志望だったドラフト2位の須永など順調な補強をしていますし、2年目になるヒルマン監督の野球もチームに浸透し始めていると思います。
 ですが、まだまだ投打共にコマ不足な印象を受けます。実力のあるスターがガッツ・小笠原だけでは到底、パ・リーグは勝ち抜けませんし、小笠原も将来的にFAでの移籍の可能性があるので戦力の底上げが求められます。
 とはいえ、道民にとって夢にまで見た地元球団なので期待して見守りたいと思います(ロッテ戦が札幌ドームで多く観戦出来るのが最高です)
                             
 最後にオリックス・ブルーウェーブですが、このチームはイチローが抜けて以来、凋落の一途を辿っています。
 特に今シーズンは、ホームの球場名が「神戸グリーンスタジアム」から企業色丸出しの「ヤフーBBスタジアム」に変更になるなど、腐敗も極みに達したと思います。
 チームも悲惨な状態で、シーズン途中での監督交代も頷けます。メジャー復帰組のマック鈴木や吉井も期待を大きく裏切る成績に終わり、打線も湿りがちの中で谷(通称・松田さん)が一人気を吐いていました。
 スカパーで観戦したシーズン終盤の試合では、外野席が完全に無法地帯化していて、まるで飛行機墜落現場かと見間違える程に観客が横たわっていました・・・。
 来シーズンはダイエー・ホークスから村松が加入しますが、戦力的にはAクラス浮上は、かなり厳しいものだと思います。


 今回は、今年のパ・リーグについて徒然と書いてみましたが、いかがだったでしょうか?次回は、セ・リーグについて書いてみようと思いますので、そちらもお楽しみに~!


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